2024/4/16

1年超えの育休を取得した振り返り

こんにちは、kiwiです。

2022年の個人的振り返りで、双子育児に専念するべく長期の育児休業を取得しているとお知らせしました。

そこから月日は流れ、2024年4月。子どもたちが保育園に入り、いよいよ復職が間近に迫ってきました。有休消化分も含めると、1年半弱もの間お休みすることになります。

復職後は仕事と家庭とで今よりも手いっぱいになりそうなので、このタイミングで育休期間をざっくり振り返りたいと思います。

前段

「取得期間は未定だが、長いと再来年復帰になる」というわがままな育休依頼を受け入れ、業務からきちんと距離をおいて育休に専念させていただけたのは、ひとえに現職であるニフティライフスタイル株式会社の方針や社風、そして所属メンバーの力量によるものであると、この振り返りを書いている今、改めて実感しています。

育休期間中に直接関わりのなかったメンバーや転職したメンバーも含め(送別会など行けなくてすみません……!)、すべての皆さんに感謝しています。本当にありがとうございました。

*弊社の採用情報はこちらからご覧いただけます。少しでも興味のある方はぜひX(@koga_wiwi)までご連絡ください。

育休中にやったこと

育児

当たり前ですが、育休のほとんどが育児でした。私も妻も実家が遠方のため、育児生活のすべてを妻と2人でこなす必要がありました。

子どもたちの相手、おむつ替え、3時間おきのミルクの調乳や哺乳瓶の洗浄、離乳食の準備・提供・片付け・ストックづくり、お風呂、お散歩(兼買い出し)、予防接種や健診などの通院、成長に合わせた育児用品の調達、日常の家事もろもろ……。あえて列挙してみましたが、まだまだきりがありません。

退院直後の1ヶ月間はそれぞれの母親に手伝いをお願いしましたが、それ以降はほぼ家族4人で過ごしていました。2人がかりでも毎日が精一杯で、私が早々に復職していた場合を想像すると怖いです。

特に大変だった点を一つだけ。0歳の子育ては睡眠不足との戦いが大きいのですが、双子育児の場合はそれがさらに顕著になります。うちの場合は幸い夜泣きがほとんどなかったのですが、子どもたち2人のお昼寝の時間が揃わないと親が昼寝できないというのがかなりしんどいです。夜間授乳(毎日2〜3回)のほか、溜まった家事や自分たちの食事が深夜になることも多く、睡眠時間が確保できずに日中眠くなることもしょっちゅう。私はよく育児中に寝落ちしてしまい、何度も妻に起こされてしまっています。妻はカフェインを控えめにしているのでさらに辛いはずなのですが……。

引越し

子どもが生まれた頃は、2人暮らし向けの広さの家に住んでいました。子どもが生まれてもある程度の年齢まではいけるかなと想像していたのですが、想定がかなり甘くてすぐに手狭になってしまい、引越しをすることに。寝かしつけ後に物件情報を見比べ、抱っこ紐で何度も物件を内見し、紆余曲折を経て昨年秋に戸建ての物件へ引越しました。

以前に比べて広くなったことはもちろんですが、リビングと寝室が別の階になったため、寝ている子どもたちにあまり気を使わずに家事や会話ができるようになったのがとても嬉しいです。予算の兼ね合いで通勤時間をかなり犠牲にしたため、復職後が少し心配ではありますが、なんとか頑張ります。

個人開発

寝かしつけ後やお昼寝中の時間は、その大半を家事か睡眠にあてていました(「リスキリング」という言葉も一昔前に流行しましたが、そんな時間はなかったですね)。個人開発は以前からやる気にムラがあったのですが、育休中はどうしてもやりたいことがある時に取り組む程度で、それ以外は完全に放置する形となりました。

2022年の個人開発コミット状況(ほぼ育休取得前)。
2023年の個人開発コミット状況(全期間で育休)。
9月に機能追加をリリースしたため、そのあたりから睡眠時間を削って開発量を増やしています。

iPhoneのGitHubアプリで直近数週間分の草を表示するウィジェットを使っていたのですが、一面真っ白が続くようになってから消してしまいました……。

1年半弱の育休を取得してよかったこと

無事に過ごすことができた

2人の赤ちゃんを同時に育てるという、育児ノイローゼなどのリスクも高い状況だったと思いますが、子どもたちが元気にすくすくと育ち、妻も私もまあまあ元気に過ごしている、というのが一番のメリットだったなと思っています。

先ほども書いた通り、2人でも日々の生活に精一杯です。最近はミルクの卒業や生活リズムが安定したこと、また『おかあさんといっしょ』『みいつけた!』などテレビを一部解禁したことなどもあってずいぶん楽になりましたが、体力が落ちたのか子どもの寝かしつけ後に寝落ちすることが増えました。

世のワンオペ双子育児の皆さんがどうやって過ごしているのか不思議でならないです……。尊敬……。

子育ての楽しさ、大変さを妻と分かち合えた

初めての寝返り、はいはい、ひとり立ち、おしゃべりなどの「初めて」はもちろん、手遊びで笑ってくれたり、好きなものをニコニコ喜んで食べていたり、2人で追いかけっこやいないいないばあで遊んでいたり、そういった日常を妻と会話しながら一緒に楽しむことができたことも、長期間の育休を取って良かったことだと思います。

逆に育児の大変さも、その大半を一緒に体感し、分担し、時に愚痴を言いながらもなんとか乗り越えることができています。ワンオペをお願いしていたら、ここまで近い温度感で話すことはできなかったでしょうし、寂しい思いをさせていたと思います。

引越しができた

子どもが小さいうちに、将来の子育てにも耐えられる物件に移り住むことができたというのはもちろんですが、物件の内見や不動産屋との打ち合わせを平日に持って来れたのがよかったです。

引越しに限らず、育休中は電車が混雑する時間帯をどうにか避けて行動していたのですが(子どもが病気をもらうリスク、車内で泣いてしまうリスクなどの回避が目的)、2人とも育休だとそういった自由な日程調整がしやすかったです。

これからのこと

復職直前、慣らし保育中にさっそく一家で体調を崩し、最近まで連日家族の誰かが発熱外来に通う日々でした。復職後もちょくちょくこういったことが起きるのだろうなと、今から戦線恐々としています。

業務としては育休前と同じポジションで引き続き働く予定ですが、なにせ技術から離れている間にRe:Inventが2回開催され、LLMが大盛り上がりし、かたやApp Storeではプライバシーマニフェストが必須化されるなど、追えていないトレンドが多すぎて何から手をつけようかという状況で、正直不安も大きいです。

以前より働く時間が少ない中でもしっかりユーザーやメンバーのために価値を提供するには、インプット・アウトプットの仕方も工夫が必要です。また年齢も生活環境も変わった中で、今後自分はどのように働き、どんな価値を届けたいのか、など将来のキャリアについても悩みが増えてきました。人生って難しいですね。

家庭にも仕事にも、将来にも、しっかりと向き合うべく頑張ります。今後ともよろしくお願いします。

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